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すぼみ、ひらき、ほそみ

(渕錆)すぼみ、ひらき、ほそみ

足付酒盃 SAKE Vessel

日本酒を楽しむための足付きの酒盃

古今東西の足付きの器をモチーフに、日本酒の味わいに集中できるような器を目指しました。

香りを長く味わいたい吟醸酒などは「すぼみ」を。様々な温度のお酒に向いている形です。

沸き立つ香り、繊細な味のお酒、熱燗には「ひらき」を。常温、燗が向いている形です。
微発泡酒、端麗なお酒には「ほそみ」を。冷酒が向いている形です。

様々な世界の地域にJICONのデザイナーである大治将典が仕事で伺う際に、日本酒が飲まれているのを見てきました。2014年の現在はスシバーはもうどの国でもあって、ジャパニーズラーメンやイザカヤがブームになっています。日本人の私たちが「今日はちょっと良いワインを飲もうかな」という感覚に近いところまで世界で日本酒が一般化しつつあります。

しかし、海外で日本酒を飲んでいるところに居合わせた時に、日本料理専門店以外では盃やぐい飲みを使って飲んでいるのを見たことがありません。普通のグラスや、気を使っていてもワイングラスがせいぜいです。私たちが湯呑みでワインを飲んでいるような違和感がありました。
また、伝統的すぎる盃を使って飲みたいと思うような人も少数派だとも感じました。日本人の私たちがカジュアルなワイングラスでワインを楽しみたいと思うのと同じように。
海外の方にも日本酒を飲まれる際にも、器と共に豊かな時間を味わってもらいたいと思いました。

美味しい日本酒を出す日本のお店でシャンパングラスやワイングラスで日本酒を提供しているのを見たことがあります。機能としては正しいのかもしれませんが、盃でワインをいただいているような違和感がありました。

それら二つのことが気になって、この酒器のデザインを始めました。海外の方にも、日本酒の味わいを深く味わいたい人にも向いているような酒器を作りたいと思いました。

現代の和洋折衷を目指すJICONは、ヨーロッパのゴブレット、景徳鎮の馬上杯、ペルシャの背の高いゴブレットなどを意識しながら、きちんと日本酒のための器と感じられるようにデザインしています。

足付酒盃 すぼみ/すぼみ(渕錆)
SAKE Vessel with Stem SUBOMI/SUBOMI(Fuchi-Sabi)
φ60×h70

足付酒盃 ひらき/ひらき(渕錆)
SAKE Vessel with Stem HIRAKI/HIRAKI(Fuchi-Sabi)
φ78×h53

足付酒盃 ほそみ/ほそみ(渕錆)
SAKE Vessel with Stem HOSOMI/HOSOMI(Fuchi-Sabi)
φ58×h73
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